就寝時にオルソケラトロジーレンズを装用する視力矯正方法です。特殊なカーブのレンズをつけることで寝ている間に角膜の形を矯正し、近視の方の日中の裸眼での視力向上が期待できます。

コンタクトレンズやメガネを装用せずに過ごせるようになることが多いので、激しい運動やバレエ、水泳などを裸眼で楽しむことができます（個人差はあります）。また、レーシックやICLのような手術ではないので、外科的手術に抵抗のある方も、日中の裸眼生活を手に入れられます。

治療を中止すると基本的には角膜は元の状態に戻ります（例外はあります）。

オルソケラトロジーのしくみ

角膜が平坦化して近視が矯正

「マイオピン」は、小児期の近視の進行を軽減させることを目的にアトロピンを配合させた点眼薬です。
シンガポール国立眼科センターの研究に基づいて開発されました。
当院では、0.01%と0.025%の2種を取り扱っており、目の状態に合わせて処方致します。

副作用が少ない近視進行抑制薬で、近視の進行を平均60%軽減させると言われております。
寝る前に毎日両目に一滴ずつ点眼し、各容器（1本・5ml）は両眼用に1ヶ月間使い切りになっています。
開封後1ヶ月以上経過したものは、残量があっても破棄していただきます。

アトロピン点眼薬は中止するとリバウンドがあることも報告されているため、継続的な使用をお勧めします。
対象年齢は6～12歳の学童期で近視の程度は軽度から中等度が対象になります。